参考になる採用動画3選｜制作するメリットや成功させるコツも紹介

採用動画とは、企業が伝えたい情報をアニメーションや実写映像・音楽を活用して伝える動画のことです。伝える情報には、以下のようなものがあります。
 

伝える情報	特徴
企業のビジョン サービスのコンセプト	自社のブランドイメージを伝えられる。
職場紹介 業務内容 募集要項	応募する際に必要な情報を伝えられる。
社長のインタビュー 社員のインタビュー	やりがいを伝えられたり、親近感を与えられたりする。

なお、近年インタラクティブ動画が採用動画のトレンドといわれています。インタラクティブ動画とは、視聴者である求職者が動画内でボタンをクリックすることで、ストーリーが分岐したり、アクションが発生したりする動画です。
 

採用動画を制作するメリットには、以下のようなものがあります。

• 求職者の印象に残りやすい
• 働いているイメージを抱いてもらいやすい
• 短時間で多くの情報を伝えられる

文字だけで会社の情報を伝えるよりも、動画を活用する方が求職者の印象に残りやすいといったメリットがあります。

アメリカ国立訓練研究所は、「ラーニングピラミッド」という記憶の定着率に関する理論を提唱しました。それによると、文字を読んだだけの記憶の定着率は10%であるのに対し、動画を視聴した場合の記憶の定着率は20%程度です。

つまり、会社に関する情報を文字で伝えるだけではなく、動画も活用することで求職者の記憶に残りやすくなるのです。
 

動画を活用することで、文字だけでは伝えきれない情報を伝えられます。

例えば、「風通しが良い職場」と文字で伝えるよりも、社内で役職に関係なく話している映像を見せる方がイメージしてもらいやすいでしょう。また、仕事内容も文字で伝えるよりも、実際に働いている映像や社員の説明映像を見せることも効果的です。

求職者に働いているイメージを抱いてもらえれば、入社後のミスマッチが起こりにくくなります。求職者は入社後にギャップを感じにくくなり、早期離職も防止できるのです。
 

求職者は採用動画をクリックするだけで、能動的に多くの情報を得られます。視覚だけではなく、聴覚からも情報を伝えられるからです。

文字だけで情報を伝える場合、多くの情報を求職者に伝えようとすると、文字数が多くなってしまいます。求職者の応募意欲がそれほど高くない状態では、読むことを面倒に感じてしまい、離脱する可能性が高くなるでしょう。

しかし、動画を活用すれば、動画を見ているだけで多くの情報を伝えられます。アニメーションを活用して面白い動画を制作できれば、より会社への興味を引くことが可能です。
 

この章では、参考になる採用動画の事例を3つ紹介します。

• クックパッド株式会社
• サイボウズ株式会社
• 株式会社ジンズ

それぞれ会社の色を活かした魅力的な採用動画であるため、採用動画を制作する際の参考にしてください。
 

引用：クックパッド株式会社

クックパッド株式会社は、多くの料理レシピを掲載しているWebサイト「cookpad」の運営会社です。

クックパッド株式会社の採用動画では、アニメーションを活用して、以下の点を説明しています。

• 料理の持つ可能性
• cookpadのサービス内容
• cookpadの利用者数
• 会社のビジョン

3分16秒という短い時間で、テンポよく上記の話を展開しています。会社が目指すゴールを食に関する課題を交えて説明しており、そういった課題を解決したいという意思を持った求職者の応募が期待できるでしょう。
 

引用：サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社は、チームでの業務活動を支援するツールを提供している会社です。

サイボウズ株式会社の採用動画では、スライドを活用して、以下のような点を説明しています。

• 会社概要
• 企業理念
• サービスの紹介
• サービスの必要性
• サービスの利用企業数
• 配属・役割の決まり方
• 給料の決まり方
• よくある質問

37分22秒の動画となっており、基本的な会社概要やサービス説明から求職者が気になっている配属や給料についても知ることが可能です。会社についての理解を深められる内容となっており、求職者の応募意欲は高まるでしょう。
 

引用：株式会社ジンズ

株式会社ジンズは、開発から販売まで一貫しておこなう眼鏡ブランド「JINS」の運営会社です。

株式会社ジンズの採用動画では、社員へのインタビュー形式で、以下のような点を説明しています。

• 会社の魅力
• 風通しの良さ
• やりがい
• 実際に働いて良かったと感じるポイント

実際に働いている社員の口から上記の点を聞けるため、入社後の働き方がイメージしやすい点が魅力です。社員が高い志で働いていることがわかるため、刺激的な職場で働きたいと考える求職者の応募を期待できます。
 

この章では、採用動画を制作するコツを紹介します。紹介するコツは、以下の通りです。

• 制作目的を明確にする

採用したい対象が新卒者・中卒者かによってどのようなサイトを制作するか異なります。また、自社への理解を深めたいか・興味を引きたいかなどの目的も、動画の構成や要素を決めるポイントです。

• 自社のアピールポイントを検討する

適切にアピールポイントを選べるかは、他社との差別化に大きな影響を与えます。求職者が自社に応募するメリットを洗い出し、その中でも他社より魅力的なポイントを検討しましょう。

• 用途によって動画の長さを決定する

SNSや選考会など使用用途はさまざまです。SNSに掲載する動画は2分程度・選考会で使用する動画は10分程度など用途によって長さを決定しましょう。

採用動画の内容や長さによって異なりますが、制作には一般的に2～3ヶ月かかることが一般的です。利用予定の日程から逆算して、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
 

本記事では、採用動画を制作するメリットを説明しました。制作する手間はかかるものの、文字だけでは伝えきれない情報を効率的に伝えられます。

効果的な採用活動をおこないたい方は、ぜひ採用動画の制作も検討してみてください。

ちなみに、当社ハイファクトリでは採用専門サイトの制作をおこなっています。8ページ程度であれば198,000円～と低価格で依頼することが可能です。採用サイトをこれから制作したいとお考えの方はぜひサービスの利用をご検討ください。