採用サイトに掲載するコンテンツとは？参考になる事例も紹介

採用サイトのコンテンツは、採用活動においてかなり重要となります。
コンテンツ内容によっては、求職者の応募意欲を高められたり、競合他社と差別化を図れたりするからです。

しかし、コンテンツの重要性を理解せずに採用サイトを制作した場合、求職者の応募意欲を高められずに応募者が少なくなる可能性があります。
応募者は多数いても、その中に自社の求める人材はいないなんてことも。

そのため、採用サイトを制作する際は見た目のデザインばかりにこだわるのではなく、どのようなコンテンツを掲載するのかも検討しましょう。
 

この章では、採用サイトに必ず掲載する基本的なコンテンツを7つ紹介します。
基本的なコンテンツは、下記の通りです。
 

• 会社概要
• 経営方針や事業戦略
• 選考の流れ
• 募集要項
• 社員紹介
• 社内制度
• キャリアパス

これから順番に説明していきます。
 

会社概要とは、社名や代表者名・組織体制など会社に関する最も基本的な情報です。
求職者は会社概要を確認することで、どのような組織体制でどのような事業をおこなっているのか全体像を把握できます。

具体的には、会社概要には以下のような情報を記載します。
 

• 会社名
• 代表者名
• 所在地
• 企業の沿革
• 資本金
• 事業内容
• 従業員数
   

求職者が経営方針や事業戦略などに共感して応募した場合、入社後のギャップが起こりづらく、大きな活躍が期待できます。

そのため、会社が将来的にどのようなことを目指しているのか、それに向けてどのようなことに取り組むのかといった内容を記載しましょう。
その際、求職者でもわかるような具体的な言葉で説明することがポイントです。
具体的な数値を用いることで、求職者はイメージしやすくなります。
 

選考の流れとは、応募から採用までの全体の流れを求職者に理解してもらうために記載する情報です。
求職者は複数の企業に応募していることが多いため、選考の流れが不明確の場合、応募意欲の低下を引き起こす可能性があります。

選考の流れを記載することで求職者が求職活動のスケジュールを立てやすくなるため、エントリーシートの締め切りや面接回数・応募方法をわかりやすく説明しましょう。
 

募集要項は、求職者が応募するうえで必ず確認する情報です。
どのような業務内容の職種を募集しているのか、給与はどのくらいか、どのような条件の人材を募集しているのかなど記載します。

募集要項がくわしく記載できていない場合、自社の求める人材が応募してくる可能性が低くなるため、正しく詳細に情報を記載しましょう。

なお、複数の職種を募集している場合は、職種ごとに募集要項を記載することとなります。
 

社員インタビューなどの社員紹介コンテンツを掲載することで、求職者は入社後の働いているイメージを持ちやすくなります。

一口に社員紹介といっても、やりがいを紹介する内容や社員の一日を紹介する内容など、切り口はさまざまです、
求職者の応募意欲を高められるように、画像を活用して社内の雰囲気を伝えましょう。
 

社内制度とは、入社後に受けられる研修や福利厚生に関するコンテンツです。

求職者にとって、入社後に研修などでスキルを身につけられる機会があることは魅力的です。
他社もおこなっているような研修内容であったとしても、研修制度を設けている旨は記載しましょう。

また、有給や育休制度などの福利厚生に関する情報も重要です。
福利厚生の掲載情報が充実していれば、求職者に働きやすさをアピールできます。
 

キャリアパスとは、求職者が入社後に社内でどのように活躍できるのかを表現するコンテンツです。

出世できる年齢や給与の上がり方などを公開することで、信頼できる印象を与えられます。
管理職の年齢を紹介するなど、具体的な数値を用いて説明することも効果的です。

その他にも、キャリアの選択肢や社員のキャリア形成の事例を紹介することで、さらに入社後の自分をイメージしやすくなります。
 

これまで採用サイトに掲載する基本的なコンテンツを紹介しました。
次にこの章では、他社と差別化できるコンテンツを2つ紹介します。
 

• 動画による会社紹介
• 社員ブログ

これから順番に説明していきます。
 

動画を用いて会社を紹介することで、求職者により社内の雰囲気が伝わりやすくなります。
具体的には、社員が業務内容ややりがいについて語っている動画や社内を紹介する動画などです。

文字や画像以外にも動画を活用することで、会社を身近に感じてもらい、応募意欲の向上が期待できます。
また、動画を活用したコンテンツは求職者の記憶に残りやすい点も魅力です。
 

社員ブログで、社内のイベントを発信することで、会社の雰囲気を求職者に伝えられます。
インターンシップや会社説明会の様子を写真付きで紹介することで、それ以降に応募する求職者がイベントの雰囲気を掴みやすくなり、応募しやすくなるのです。

社員ブログは一日で完成するものではありません。
定期的に更新して、コンテンツを積み上げましょう。
 

引用：ヤマハ株式会社

採用サイトを制作する際に参考になるサイトとして、ヤマハ株式会社の採用サイトを紹介します。
ヤマハ株式会社は楽器や音響機器・自動車の部品やスポーツ用品などの製造販売をおこなっている会社です。

採用サイトでは、「Yamaha’s　Challenge」と題して、複数の採用動画を紹介しています。
さまざまな部署の業務内容を紹介しており、事業内容や業務内容に関する理解を深めることが可能です。

どの動画も6分程度でまとめられており、求職活動が忙しい人にとっても隙間時間で見やすい動画となっています。
 

本記事では、採用サイトに掲載するコンテンツを紹介しました。

【基本的なコンテンツ】
 

• 会社概要
• 経営方針や事業戦略
• 選考の流れ
• 募集要項
• 社員紹介
• 社内制度
• キャリアパス

【他社と差別化できるコンテンツ】
 

• 動画による会社紹介
• 社員ブログ

採用サイトのコンテンツは、求職者が応募する際の判断材料であるため、どのコンテンツを掲載するのか慎重に検討しましょう。
自社で魅力的な採用サイトを制作できるか不安の方には、サイト制作サービスの利用がおすすめです。
自社で製作する場合よりも、短期間で効果的な採用サイトを制作できるため、利用も検討してみてはいかがでしょうか。

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